EOS10D日記その2


SIGMA 12-24mm片ボケテスト その2

確かに片ボケしているようですが、コントラストの高い物や光る物が画面右端にあった時に顕著に出ます。コントラストが低い物の場合には目立ちません。多分これが、片ボケしてると思ったり、思わなかったりする原因だと思います。次のような被写体を使って実験しました。木の左上の方に光る葉があります。12mmと17mmで比較しました。参考としてCANON EF17-40mmF4の17mm端を使いました。

 
左が12mmの全体像。右が17mmの全体像。絞りF4.5で統一。AE。シャッタースピードは1/350 - 1/750。EOS10D。手持ち撮影。ピントは木の上の葉っぱに合わせてあります。

 
シグマ12mm。左が問題の片ボケです。シャッターボタンを上にした縦位置。右はカメラを逆にして撮影。シャッターボタン下。だいぶ差があります。

 
シグマ17mm。左がシャッターボタン上。ほとんど解消されています。

 
キャノン17-40mm。こちらはほとんど片ボケはありませんが、解像度はシグマと同等。

結論:片ボケは確かにありますが、修理に出すほどではないと思います。片ボケする位置に光るものがある場合には、カメラを逆に据えた方がよさそうです。


2004年5月29日 ゴースト

広角レンズの場合、どうしてもゴーストが出てしまいます。SIGMA12-24mmは思ったよりゴーストがうまく抑えられていますが、太陽が画面に入ってくると面白いゴーストが出ます。SLD(特殊低分散)ガラスを4枚、グラスモールド非球面2枚、ハイブリット非球面1枚が豪勢に使われているのですが、その形と色がそのままゴーストとして出ているようです。派手な色つきのゴーストは、私にとってはそんなに悪いことではありません。ゴーストが出ているのがすぐに分かるので、対策をするもよし、思い切ってゴーストを演出に使うもよし。


一方、結構困るのがファインダーでは良く分からない地味なゴーストです。下の写真はCANON TS-E24mmでフルフォールした時のゴーストです。これは色が薄く、カメラの液晶モニター(晴天下)では見えませんでした。家に帰ってパソコンを見てひっくりしました。ゴーストが出るのはフォールしたときだけです。ライズでは出ていません。パノラマ写真撮るときに、ライズでゴーストが出なければ、フォールの時にはファインダーも液晶も見ません。ですのでこのようなことが起こります。TS-E24の花形フードをつければよいのでしょうが、あまりに大きくてフードつきではかばんにはいりません。


こちらはコンパクトデジカメCANON PowerShot A75に0.7倍のワイコンをつけた時のゴーストです。思いっきり出ています。なにしろ安価な装置ですので、しょうがないです。でも、これを生かすと豪快な写真ができるかもしれません。こんなイメージををPhotoShopで作ろうと思ったら大変です。


2004年5月29日 SIGMA 12-24mm 片ボケテスト

SIGMAのレンズ設計は優秀だが、組み立て精度が悪く、12-24mmでは右上の画像が流れるレンズがあるというのがWEBに出ていました。私の買ったものは、正常だと思います。しかしながら、写真によっては、流れていると言われれば流れているようなものもあります。たとえば、次の写真です。(12mm、F8なので被写界深度が浅いわけではありません。

等倍に拡大すると、右端の屋根が左端に比べて流れているような。。。
 
左端と右端の屋根を等倍で表示したところ。何となく左側が流れているような気が。でも、10DはAPSサイズなので、決してレンズの端の方ではありません。

そこで、思い立って、壁テスト。自宅のベランダでのテストのため、壁からカメラまでの距離は、わずか40センチ。マクロ領域ですので、正しいテストかどうかは分かりませんが。 絞り開放(F4.5)から最大絞り(F22)までテストしたのですが、結果は全く同じため、F8のものだけ掲載。

SIGMA 12-24mmの12mm端。

特に問題ないように見えます。直線が見事に出ています。
  
左上、中央、右上の等倍表示。ここまで拡大しても、何も見えません。もちろん中心部より周辺の方が解像度も光量も落ちますが、十分許容範囲内に見えます。わずかに右上の方がボケているようにも見えますが、屋根の写真ほどではありません。考えられるとしたら手ぶれしかありません。屋根の写真は手持ちです。シャッターを押す右手側がぶれているので、ひょっとしたらカメラを支える左手を中心に回転ぶれを起こしているのかもしれません。今度カメラをきっちり三脚に据えてレリーズで静かにシャッターを切って調べてみたいと思います。

SIGMA 12-24mmの17mm。

17mm時も特に問題は見えません。こちらも直線がきれいに出ています。
  
特に流れている様子は見えません。12mmよりは周辺光量落ち少ないです。

CANON EF17-40F4の17mm端。

EF17-40F4は予想に反して、たる型のゆがみが目立ちます。シグマの方が当然悪いだろうと思っていたので全く予想外です。
  
等倍で見たときの解像度はキャノンの方が勝っているようです。

デジタルではわずかな画像の乱れでも、はっきりと分かってしまうので怖いですね。銀塩なら相当大伸ばしにしないと気づかないかもしれません。超広角レンズでも、十分手ぶれに注意し、高速シャッターを切った方がよさそうですね。