その四 衛星放送


集金人  こんにちわ。バウバウですけど。衛星放送受信料の集金にまいりました。

マルチメディア研究所長 
        あかん、あかん。なんべん来ても、バウバウに払う金は一銭もない。
        あきらめて、帰ってんか。今、忙しいんや。

集金人  今日こそはなんとしても、払てもらいまっせ。払てもらうまでは、帰りまへん。

所長   せやから、前から何遍も言うてるように、スクランブルのかかってへん民間放送に
        金を払う気はない。
        払て欲しかったら、わしが開発したスクランブル方式を採用するこっちゃな。

集金人
        その話は耳に蛸ができるほど、お伺いいたしました。そこで、最も安い経費で、
        お宅テレビだけにスクランブルをかけて、お金を頂戴するソリューションを
        考案しました。

所長    ほう、えらい自信やな。この最高級大型テレビ貸したるさかい、
        ソリューションを見せてくれるか。無理やと思うけど。

集金人  それでは、横浜中華街から料理人の周さん、どうぞ。

周さん  わたし、バウバウにコンサルタント頼まれた周あるよ。
        この七輪と中華なべと卵使って、問題全部解決する方法考えたあるよ。
        ちょっとテレビの上のもの、どけるあるよ。

所長    それをテレビにかけるのだけは堪忍してくれ。半分だけ金を払うさかい、
        かけるのは目玉焼にしてくれ。