
マルチメディア研究所長
あかん、あかん。なんべん来ても、バウバウに払う金は一銭もない。
あきらめて、帰ってんか。今、忙しいんや。
集金人 今日こそはなんとしても、払てもらいまっせ。払てもらうまでは、帰りまへん。
所長 せやから、前から何遍も言うてるように、スクランブルのかかってへん民間放送に
金を払う気はない。
払て欲しかったら、わしが開発したスクランブル方式を採用するこっちゃな。
集金人
その話は耳に蛸ができるほど、お伺いいたしました。そこで、最も安い経費で、
お宅テレビだけにスクランブルをかけて、お金を頂戴するソリューションを
考案しました。
所長 ほう、えらい自信やな。この最高級大型テレビ貸したるさかい、
ソリューションを見せてくれるか。無理やと思うけど。
集金人 それでは、横浜中華街から料理人の周さん、どうぞ。
周さん わたし、バウバウにコンサルタント頼まれた周あるよ。
この七輪と中華なべと卵使って、問題全部解決する方法考えたあるよ。
ちょっとテレビの上のもの、どけるあるよ。
所長 それをテレビにかけるのだけは堪忍してくれ。半分だけ金を払うさかい、
かけるのは目玉焼にしてくれ。