その七 夢枕
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研究所長
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ゆんべ、死んだ女房が夢枕に立ちよってな。言いよんねん、"こちらでも、インターネットの準備が出来ましたよってに、今度email送ります"
てな。わいのためにわざわざあの世でパソコン買いよったんやな。しおらしいことしよるやないか。あの世にもメールサーバーあるのかて聞いたら、"ちゃんとdaemonさんが走ってはります"
て言うとったわ。
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研究員
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あほなこと、言いなはんな。インターネットの中毒症状でっせ、そら。
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研究所長
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わしも、はじめはそう思たんやけどな。今朝メール見たらほんまにあの世から来てんねんがな、メールが。差し出し人が
kaka@heaven.or.jpてなってんねんがな。それにな、 o-hichi@yaoya.ac.jpとo-iwa@yotsuya.co.jpからも来てた。八百屋お七さんとお岩さんやな。みなあの世の人やないか。
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研究員
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そら、誰ぞのいたずらでんがな。たちの悪い奴がおるもんでんな。
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研究所長
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さあ、それやがな。たちの悪い友達にかたっぱしから聞いたんやけどみな知らん言うとるし。heavenなんちゅうプロバイダ、この世には無いがな。それでな、メールの内容をもういっぺん、よう見てみたらな、これがやっぱりいたずらとちゃう。
ほんまにあの世から来たみたいやねんがな。
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研究員
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メールの内容から、なんでそんなこと分かりますねん。
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研究所長
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>From: kaka@heaven.or.jp
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>あんた、床 盗$ぢ!@!2#禍嘱漉 尭氾。^[$B$3$N5@a(B
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>Best Regards,
見てみい。どのメールも、よう化けてるがな。