女子生徒 あの、わたし、明日、転校することになったんです。
男子生徒 それは、残念だね。元気でね。
女子生徒 なんで、そんな言い方するんですか。どうして、目を見て言って
くれないんですか。私のこと、どう思ってるんですか。
私は、私は、ずっと好きだったんですよ。
男子生徒 泣くなよ。僕だって、好きだったさ。でも言い出せなかった。
ごめん、自信がなかったんだ。僕は普通じゃないんじゃ
ないかって、怖かったんだ。
女子生徒 よかった。やっぱり私から言って、よかった。言わなかったら
きっと後悔してた。
男子生徒 僕からも、ちゃんと言うよ。好きだ。付き合ってくれ。
遠距離恋愛だって大丈夫さ。毎日電子メールを送るよ。
女子生徒 うれしい。きっと毎日電子メール下さいね。きっとよ。
お願いがあるの。私に第二ボタンを下さい。あなたを愛し続ける為に。
男子生徒 もちろんさ。こんなものでよければ。ほら。
女子生徒 違うの。学生服の第二ボタンじゃなくて、あなたのパソコンの
マウスの第二ボタンが欲しいの。恋人のマウスの第二ボタンを
持っていると、ずっとメールで続けて行けるっていう伝説があるの。
男子生徒 ごめん。僕にはできない。それだけは、できない。
女子生徒 やっぱりだめですか。私を愛し続けてはもらえないんですか。
男子生徒 違うんだ。分かってくれ。僕はMacファンなんだ。
先月もiMac買ったばっかりだし。