名古屋の青春

女子生徒 あの、わし、明日、転校することになってまったんだに。

男子生徒 ほんなもな、残念だなも。元気でなも。

女子生徒 なんでよぉ、ほんなたーけた言い方するんきゃあも。
     どうして、目を見てこいて
     くれーせんんきゃあも。わしのこと、どう思っとるんきゃあも。
     わしは、わしは、やあ〜っと好きだったんでかんて。

男子生徒 泣くなよ。僕だって、好きだったさ。だったって言い出せなんだ。
     ごめん、自信がなかったんでにゃあきゃぁ。
        わしは普通だにゃぁんじゃないかって、怖かったんでにゃあきゃぁ。

女子生徒 よかった。わしゃ、いっつか分かっとったて、ほんなもなわしからこいて、
     よかった。言わなかったらきっと後悔してた。

男子生徒 僕からも、ちゃんとこくよ。好きでにゃあきゃぁ。付き合ってくれ。
     遠距離恋愛だって大丈夫さ。一年中、休みもなあんもあれせん、
     やっとこさっとこれんて毎日電子ミェールを送るよ。

女子生徒 うれしい。きっと一年中、休みもなあんもあれせん、やっとこさっとこれ
     んて毎日電子ミェールちょーでゃあなも、えかなも。きっとよ。
     お願いがあるの。わしに第二ボタンをちょーでゃあなも、えか。
     おみゃあさんを愛し続ける為に。

男子生徒 もちろんさ。こーゆーよーなもんだでよけりゃぁ。ほら。

女子生徒 スカくうの。学生服の第二ボタンじゃなて、おみゃあさんのパァソナルコ
     ンピウタァたらいう味噌煮込みの一種のマウスの第二ボタンが欲っしいの。
         恋人のマウスの第二ボタンを持っとりゃがると、やあ〜っとミェールで
         続けて行けるっていう伝説があるの。

男子生徒 ごめん。わしにはでっきーせん。ほんだけは、でっきーせん。

女子生徒 わしゃ、いっつか分かっとったて、ほんなもなだちゃかんきゃあも。
         わしを愛し続けてはもらえーせんきゃあも。

男子生徒 スカくうんでにゃあきゃぁ。分かってくれ。わしはMacファンなんでに
         ゃあきゃぁ。
         先月もiMac買ったばっかりだし。